こんにちは。放送作家の板橋めぐみです。 テレビやラジオの企画・構成の仕事を始めて、かれこれ20年以上経ちます。 去年まで5年ほど大学講師として、メディア関連の授業を担当していました。 最近、一般の方々の自己紹介をお作りする 「自己紹介オーダーメイド」というサービスを始めたところです。
皆さんの魅力が開花することを願って、毎回、お花の写真をアップします。
交流会の自己紹介 24時間経って記憶に残ったのは・・・
今週末は友人主催のビジネスセミナー&交流会に参加しました。
考えてみると、コロナ時代に突入して以来、初めて参加した集いでした。
ソーシャルディスタンスをとるために、参加者は厳選されて全部で30人ぐらい。
そのうち20人ぐらいの方と名刺交換をさせていただきました。
今回のイベントで私が最も注目したのは「30秒自己紹介」。
この春から「自己紹介オーダーメイド」のサービスを始めたこともあり、
みなさんがどのように自分を紹介するのか興味津々、
熱心に聞かせていただきました。
ちなみにこの自己紹介は会の中盤に行われ、
私がその時点で名刺交換をしていた方は全体の半分ぐらい。
参加者の多くが個人事業主・経営者の方、会社員の方が4分の1ぐらいでしょうか。
で、あれからほぼ24時間。
30人ぐらいの自己紹介を聞いた中で
どんな話をしたのか現時点で覚えている人は、5人ぐらい。
自己紹介だけでお名前を記憶できた人はゼロ。
(名刺交換をしたので、お名前を思い出すことは可能ですが。)
私の記憶力が極端に低いということではなく、
人の記憶というのは所詮こんなものなのだろうと思います。
そこで、今回注目したいのが、
そんなあてにならない記憶力の持ち主である私の記憶に刻まれた方は、
一体どんな自己紹介をしたのか、ということ。
ここに、みなさんが「自己紹介を成功させるヒケツ」が隠されているのではと
思います。
Sさんに学ぶ 自己紹介を成功させる秘訣
今回最も印象に残ったのがSさんという女性です。
なぜ印象に残ったのか、私なりに分析してみます。
(メモを取っていたわけではないので、若干違うかもしれませんが)
(1) どんな仕事をしているのか簡潔にまとまっていた
Sさんは「管理栄養士」。
中でもお得意なのが「ダイエットのご指導」とのことでした。
管理栄養士さんのお仕事内容はあまり詳しく知りませんが、
食事の指導を通じてダイエットを手伝ってくれる人なのだ、ということが
この短い説明の中ですぐにわかりました。 Sさんのように「肩書きを一言でいう」+「具体的に何ができるかを一言でいう」、
これができているとわかりやすく伝わるんですね。
これ、簡単なようで実はとても難しいです。
通常は「ダイエット」だけで終わらず、あれもできる、これもできる、と
言ってしまいがち。
そうすると、もう、聞き手は覚えられない。
Sさんの勝利ポイントは、できることを一つに絞った、というところだと思います。
加えて、管理栄養士さんができることはたくさんあるはずですが、
多くの人が興味を持っている「ダイエット」に絞ったことで、
より多くの人の興味を引くことにも同時に成功しています。
(2) 自分でもできそう、やってみたい、と思わせてくれた
次に、食事指導を通じたダイエットのお手伝いの中で、
Sさんが心がけていらっしゃることが「食べながらやせる」だそう。
「食べながらやせる、に興味のある方はぜひお声がけください!」という
力強いメッセージを聞き、思わずSさんのところにダッシュしたくなりました。
まずSさんが出してくれる結果は「やせる」、しかも「食べながら」! これを聞いただけで、細かい方法はわからないながらも
「厳しい食事制限があると挫折しそうだけど、これは私向きかも?」
「私もやってみたい」と思わせてくれます。 「自分に関係がある」と思ってもらうことは自己紹介においてとても重要。 これが「10キロ減量は保証しますが、食事制限はとっても厳しいです!」と
言われると「私には無理〜」「この方法は違う」となってしまいますからね。
さらに「食べながらやせる」というフレーズはシンプルながらとても深いです。
通常、ダイエットというと食事制限がつきもの。
なのに「食べながら」できるって、どういうことなの!?
どうやってやるの!?と、思わず聞きたくなります。
聞き手が思わず質問したくなる、ということは、 話し手と聞き手の接点が増えることに繋がり、 覚えてもらえる可能性もさらに高まりますよね。
(3) 小道具でインパクトがさらにアップしていた
さらに素晴らしい!と思ったポイントが、
Sさんがご自身の著書を持参されていて、「こういう本も出しました」と
見せてくださったこと。
私は常々自己紹介の場に「仕事内容について見せられる小道具」を持参することを
すすめています。 見せられるものがあるとわかりやすさが俄然アップするからです。 著書の場合は、わかりやすさ以上に「信頼度」アップにつながります。
「本まで出しているのだから、この人のメソッドは確かなのだろう」と 思ってもらいやすいのです。
実際、番組で出演を依頼する専門家は、ほぼ100パーセント、本を出されています。
「いちいち著書を見せるなんて気恥ずかしい」「持っていくのが面倒臭い」という方も
いらっしゃるかもしれません。
でも自己紹介を次に繋げるためにも、この小道具戦略は絶大。
「面倒臭い」の向こうに大きな鉱脈があるはずです。
Sさんが教えてくれたこの3つのポイント、
いきなり真似するのは難しいかもしれませんが、ぜひ参考にしてみてください。
放送作家の「自己紹介オーダーメイド」にご興味のある方は、 こちらまでお願いします! https://www.megumi-itabashi.com/self-introduction
「ホームページがわかりやすいかチェックしてほしい!」という方のためのサービスも
Comentários